みなさんこんにちは。
bolero制作ディレクターの三ツ矢です。

新年早々、全くおめでたい話ではなく恐縮ですが、
bolero公式サイトで発表があった通り、
『らぶらぼHeaven』の開発は大変残念な結果となりました。

まずは、ご期待いただいたユーザー様各位に
深くお詫び申し上げます。

楽しみにしてくれていた方々、本当にごめんなさい。
僕もとても楽しみにしながら作っていました。

あちらの文章にある通り、開発自体は至って順調で
原画、シナリオはほぼ全て上がっており、
開発スタッフの名誉の為にも敢えて申し上げますが、
彼らの仕事ぶりには一切非はありませんでした。

これは現場を預かる立場として、
誰に聞いてもらっても良い、
と胸を張って言えることです。

また『らぶらぼ』本編においても、
パッケージ版、DL版共に大儲け、とまではいかないまでも
売れ行きは概ね良好でもありました。

僕自身も、この話を有限会社クワイアの大網から聞かされたのはつい最近のことで、
一介のディレクターという立場では、どうにもならない事情ということで、
涙を飲んで、この世にままある理不尽に耐えるしかない、
というのが正直なところです。

誠に遺憾である、という言葉をこういう場合に使うんでしょうが、
そうとしか言えないところに空しさを覚えるのも、また事実です。

とはいえ、約半年に渡って作り上げてきたものを
そう簡単に捨て去れるわけもなく、
いずれ必ず何かの形で日の目をみさせようと思っています。

こういうことが起きても、僕たち開発スタッフは、
やはりエロゲーを作らないと生きてはいけないので(それはお金的な意味だけではなく)、
なるべく早く気持ちを切り替えて、
新たな作品を作ることができる状態に持っていきたいと思っています。

具体的には、今回起きたことの原因を踏まえて、
2作目を作るのであれば2度と同じことが起きないよう、
開発・販売の体制を刷新することになると思います。

幸いにも、原画家の本庄マサトくんをはじめとした主要開発スタッフも、
次回作を開発することの意欲は持ち続けていますので、
『らぶらぼ』とほぼ同じメンバーでまた、ゲームを作ることはできそうです。
もちろん、作るゲームのコンセプトも変えません。

その情報を出来る限り早くお伝えできるよう、
昨年にも増してスタッフ一同精進していきたいと思います。

最後になりましたが、そうした諸々を踏まえまして、
boleroのゲームを少なからず気にかけて頂いている方々に、
本年もどうぞよろしくお願いします。

それでは、また。